医療法人聖峰会 田主丸中央病院

透析の時間を活用した運動療法を行っています

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透析の時間を活用した運動療法を行っています

透析の時間を活用した運動療法を行っています

2023/10/06

当院では2022年に人工透析中の患者さまに対する腎臓リハビリテーションのひとつとして運動療法を開始しました。


人工透析(以下、透析)とは、腎臓の働きの一部を人工的に補う治療法で、血液中にたまった老廃物を取り除き、綺麗になった血液をふたたび体に戻す治療です。


腎臓リハビリテーションとは、「腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽くし、息切れや疲れやすさなどの症状を軽くし、生命予後を改善し、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラム」です。シンプルに表すと、透析患者さまがより元気で豊かに生活し、長生きできるように、さまざまな手段を用いてサポートするものです。
 

医療的な見地から透析患者さまの運動の考え方は、かつての「運動制限」から「運動療法」を推奨する動きに変わってきています。透析を続けている患者さまの体力、筋力は急速に低下する傾向にあり、また、当院の患者さまからも「透析中の運動に興味がある」「運動したい」という声を多数いただいています。


そこで当院では2022年より透析中の運動療法を開始しました。

透析中の時間を有効的に活用し、ベッドに横になった状態で自転車のペダルを漕ぐように足を動かす下肢の運動です。

透析中の運動を促すことで、運動の習慣化により、運動能力や持久力の向上、疾病予防と身体機能の改善、栄養状態や貧血の改善につながり、より良い日常生活を過ごせるようになることが期待できます。また、近年の研究では、運動習慣がある方は習慣がない方に比べて生命予後(病気の経過が命に与える影響のこと)が良好になることが明らかになっています。

当院では患者さま一人ひとりの状態に応じて、医師や専門の研修を受講した理学療法士と看護師の指導の下、適切な運動量や運動時間を管理し、適切な運動が行われるような体制を整えています。

 

「地域のために、地域とともに」に理念の下、今後も当院は患者さまがより良い生活が送れる取組みを続けてまいります。

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