回復期リハビリテーション病棟
この病棟では日常生活の確立を目的として入院された患者様に、一定期間、集中的にリハビリテーションを受けていただくことができます。患者様に応じた、心身の機能チェックやリハビリテーション治療計画書を作成し、計画書にそって訓練・評価・見直しを繰り返し行っていきます。
病棟目標・目的
脳卒中・骨折などで長期の安静状態が続くと、関節拘縮・筋力低下・日常生活動作の低下などを引き起こし、その後の機能回復が困難となることがあります。これを防ぐためには、早期からのリハビリテーションが大切です。
回復期病棟はこうした考えから、社会や家庭に復帰するためのリハビリテーションを早期から、集中的に行っていただくための病棟です。また、実際の生活環境を重視しながら、日常生活を円滑に実施していただくための訓練や環境調整を、患者様ひとり一人の目標に向かって職員全員がお手伝いしていくことを特徴としています。
当病院における目標
家庭環境により近い治療病棟の中での日常生活(トイレ、食事、入浴等)日常生活関連動作(外出、買い物等)の獲得および向上
当病院における目的
家庭復帰(家族との生活、寝たきり防止)、復職(職場、家庭での役割)
入棟対象となる方
- (1)
- 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症などの発症または手術後2ヶ月以内の状態の方
- (2)
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の骨折の発症または手術後2ヶ月以内の状態の方
- (3)
- 外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており手術後または発症後2ヶ月以内の状態の方
- (4)
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靱帯損傷後1ヶ月以内の状態の方
入棟期間について
厚生労働省の指導により、回復期病棟の入棟期間が60日から180日までと、上記疾患ごとに異なります。
病棟生活の流れ


- 【 医師 】
- チームリーダーとして、治療や精神的なサポートをし、また患者様の病状により内科・神経内科・整形外科等の医師が患者様の担当をさせていただきます。

- 【 理学療法士 】
- 機能の改善だけでなく、起き上がり・座る・立つ・歩くなどの訓練や環境調整を行います。またご家族に対しても、患者様がご自宅に帰られたときの介護方法をご指導させていただきます。

- 【 作業療法士 】
- ご自宅に帰られるために必要な身の回りの動作(洗面・排泄・食事・入浴・外出・買い物など)を実際に病棟内で行いながら、患者様ひとり一人にあわせた、よりよいやり方や介助方法をご指導させて頂きます。

- 【 看護師・介護士 】
- 身体的な管理をするだけでなく、日常生活を営むために必要な「洗面・排泄・食事・入浴・歩行」等の動作を入院生活の中でお手伝いいたします。

- 【 医療相談員 】
- (ソーシャルワーカー)
保健・福祉・医療・介護保険制度を活用し、社会復帰へ向けて様々なご相談や各種手続き等をさせていただきます。

- 【 言語聴覚士 】
- 失語症や構音障害に対して、声を出す練習や言葉の練習などを行い、言語障害の改善やコミュニケーション機器を用いた伝達方法の確立などに取り組んでいます。
また脳卒中や頭部外部後遺症のひとつである高次脳機能障害に対してのリハビリ訓練にも取り組んでいます。